イトウ質店ブログ

色石についてのお話  タンザナイト/灰簾石(TANZANITE)について

名古屋の質屋イトウ質店のブログです。

本日のお話は、タンザナイト/灰簾石(TANZANITE)についてです。

ケイ酸塩鉱物の一種、ゾイサイト/灰簾石(かいれんせき)のうち、
バナジウムを含むものをタンザナイト(TANZANITE)と言います
(マンガンを含むものはチューライト/桃簾石(THULITE)と言います)。

バナジウム(vanadium[) は元素記号がVの原子番号23の元素で、
灰色がかかった銀白色の金属です。
主要な産出国は南アフリカ・中国・ロシア・アメリカで、4か国で90%を超えます。
靭性を損なわないで強度を増し、耐熱性なども向上するため、
製鋼添加剤としての用途が8割以上を占めますが、
化合物は硫酸、プラスチック原料製造の触媒として、
また酸化物半導体としてサーミスタ(抵抗体)センサーや
赤外線カメラのCMOS 受光素子としても使われます。

タンザナイトは青、青紫、赤紫色などの多色性という特徴を持ち宝石で、
見る角度によって青色や紫色が強くなります。
多色性の強いものほど高い価値が有るとされます。

1967年に東アフリカのタンザニアで青色のゾイサイトとして発見されました。
「ブルーゾイサイト」を「タンザナイト」と改名して宝石として知らしめ、
1980年代にアメリカを中心に人気を高めたのは宝石商ティファニーです。

カナダのトロントにある北米では5番目に大きな博物館、
ロイヤル・オンタリオ博物館には、
およそ242カラットもある巨大タンザナイトを使い、
803個のツァボライト、及び913個のダイヤモンドをちりばめて作られた
ティアラ「Queen of Kilimanjaro」があります。

石言葉は「高貴」「冷静」。12月の誕生石の一つです。

タンザナイト/灰簾石(TANZANITE)のお話でした。

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