2000年より、新しく加えられたシリーズ
グラスヒュッテ・オリジナルのパノマティックライン
このムーン付きのパノマティック・ルナは
2003年から加わりました。
私的に、グラスヒュッテの中では
一番惹かれるモデルです。
オフセンターの時計配置で、
2針にスモセコ
2字位置にムーンフェイズ
4字位置にビッグデイト
バランスがとても良いんですよね。
さらにこのフラットな文字盤がまた良~
一歩間違えるとゴチャった文字盤に
なりそうな配置ですが多分、ビッグデイトの
作りが良いでしょうね。
通常ビッグデイトが配置されてるモデルは、
カレンダー枠が取り付けられていて、
数字の間にも枠があるのが多いと思います。
(外枠のみや、文字盤で仕切られてる物もありますが)
分かりやすいモデルは、
ランゲのダトグラフですね。
枠があれば立体感もでるし
主張も強くメリハリが効き
かっこよく見えるんですが、
このパノマティック・ルナには
似合わないですね。
しかも枠がないだけじゃなく、
中の数字も十の位と一の位が
水平にセットされていて
切り替わる時も水平に切り替わる。
だから数字を仕切る枠も不要。
余分なものがなく、フラットで
キレイなお顔が楽しめます。
グラスヒュッテの醍醐味って
裏向けた時に、シースルーバックから
見える機械を眺めるときですよね。
裏を見るとローターとテンプ
以外はプレートに覆われて、
中の細かい
機械は見れませんが、
そのプレートの畝(うね)模様の仕上げが
たまらなくキレイなんですよ~
ローターの回る溝も綺麗に仕上げられていて、
そこを文字盤と呼応するかのように
オフセットされた少し小さめなローターが
滑らかに回る。
そして、
テンプの両サイドのスワンネックの
下にあるプレートもエングレービングされ
ゴールドに装飾してあり、ローターの外周の
21金と相まってバランスよくキレイに見えます。
確実にこの子を眺めながら、お酒を飲めます。
表も
裏も
楽しめる一本です。
革バンドは他社製になりますが、
まだまだ全然使える状態。
仕上げしても消えないような
大きな傷やダメージは無く
良品です。